生薬のはなし

改源錠に配合されている「生薬」。いったい何なのかな?

生薬とは、その1つ1つがさまざまな作用をもった植物や動物、鉱物などの天然由来の薬物のこと。「カッコン(葛根)」や「ショウキョウ(生姜)」などは聞いたことがある人も多いのではないかな?

写真:改源
「生薬」ってなに?
生薬にはどんな働きがあるのですか?
「生薬」は「漢方薬」と違うのですか?

改源に使われている生薬

イラスト:ショウキョウ(生姜)

ショウキョウ(生姜)

生姜(ショウガ)はさまざまな料理の引き立て役としてなくてはならない薬味です。また、薬用としても生姜(薬用ではショウキョウと呼ばれています)は使われており、漢方薬においては多くの処方に含まれています。明の時代に書かれた「本草網目」にも「生姜は百邪(さまざまな病気)を防御する」という記述があります。ショウキョウには身体を温める、血行を改善する、免疫力の向上、吐き気を抑える、消化促進などさまざまな効果を持ちます。

ケイヒ(桂皮)

ケイヒは味と香りに特長があり、古くから世界各地で使われていて、エジプトの文献にもその記載が認められています。別名「シナモン」とも呼ばれています。ケイヒには発汗作用があり、ショウキョウを配合した桂枝湯はかぜにかかったときに使われています。

イラスト:ケイヒ(桂皮)

マオウ、カッコンといった発汗解熱作用を有する生薬と組み合わせた麻黄湯や葛根湯など、多くの漢方薬で用いられている。また、リウマチの痛みの緩和にも用いられることがあります。さらに、芳香性健胃作用を期待して、胃腸薬、整胃薬に配合されたり、カラダを温め血行を改善する作用を期待して、月経痛の緩和など婦人薬としても用いられます。

イラスト:カンゾウ(甘草)

カンゾウ(甘草)

漢方の古典で最も古い書物「神農本草経」に「国老」として記載されています。「国老」とは「帝王」の意味で、「甘草は多くの薬物の中心で、処方中に入れない処方の方が少ないくらい」とされてます。「他の薬物とよく調和し、諸毒を解する」といわれ、漢方処方中最もよく用いられる生薬です。

また、甘草は薬用として使われるだけではなく、むしろ醤油などの矯味料もしくは甘味料として使用されることが多いのです。日本では奈良の正倉院に保存されており、欧州でも古くからその効能を知られ、多く活用されています。
甘草は今も研究が進められ、さまざまな薬効が認められています。基本的には、抗アレルギー作用、解毒作用、抗炎症作用などを持ち、カラダの抵抗力を高めたり、効果を高める方向に働きかけたりします。 胃粘膜の増殖作用、潰瘍修復作用もあり、多くの胃腸薬に配合されています。